「子どもが結婚しないのは親のせい?」焦る前に知っておきたい現代の結婚事情と親ができること

「周りの同世代はみんな孫の顔を見せているのに、うちの子は結婚する気配がまったくない……」 「私の育て方や、夫婦関係の姿が原因で、子どもが結婚に後ろ向きになってしまったのだろうか?」
30代前後になっても一向に結婚の兆しが見えない我が子を前に、このように自分を責めたり、人知れず悩んだりしている親御さんは少なくありません。ネット上や世間でも「子どもが結婚しないのは親のせい」「親の過干渉が原因」といった厳しい言葉が飛び交うことがあり、心を痛めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、結論から申し上げると、子どもが結婚しないのは決して「親のせい」だけではありません。
そこには、親世代が結婚した昭和・平成初期とはまったく異なる「現代特有の社会構造」や「価値観の変化」が大きく影響しています。
今回は、現代の若者が結婚を急がないリアルな背景を紐解き、親御さんが抱く不安を解消しながら、「今、親として我が子のためにできる最善のサポート」について解説します。
1. 昔と今は大違い!親世代が知っておくべき「令和の結婚難易度」
まず知っておいていただきたいのは、今の20代・30代を取り巻く結婚の環境は、親世代の若かりし頃とは劇的に変化しているという事実です。
① 「お節介な人」がいなくなった(お見合い・紹介文化の衰退)
かつては、親戚のうるさいおじさんや近所の人、あるいは職場の熱心な上司が「いい人いるから会ってみない?」と、半ば強制的に出会いをお膳立て(お見合いの仲介)してくれるシステムが社会に機能していました。 しかし現代では、プライバシーへの配慮やハラスメント防止の観点から、職場や周囲が独身者に介入することはタブーとされています。今は「本人が完全に自力で動かないと、一生誰とも出会えない時代」なのです。
② 平均給与の低迷と「共働き前提」の経済的ハードル
「男が稼いで、女が家庭を守る」というモデルは崩壊し、現在は共働きが主流です。しかし、実質賃金が上がらない中で、若者世代は「自分一人が生きていくだけで精一杯」「こんな経済状況で家族を養う責任を持てるのか」と、結婚に対して極めて現実的で慎重な判断をしています。
つまり、子どもが結婚しない(できない)のは、親の育て方の問題ではなく、「自力での出会いの難易度」と「生活維持の難易度」が昔に比べて格段に上がってしまっているからなのです。
2. 子どもを結婚から遠ざけてしまう、親の「NGな関わり方」
とはいえ、親のちょっとした言動が、結果的に子どもの結婚へのモチベーションを下げてしまうケースがあるのも事実です。悪気はなくても、以下のような関わり方をしてしまっていないか、一度振り返ってみましょう。
- 「いい人はいないの?」と会うたびにプレッシャーを与える 親にとっては純粋な心配からの言葉でも、子どもにとっては「今の自分のライフスタイルを否定された」と感じる、強いストレスになります。実家に帰るのすら億劫になり、親子のコミュニケーションが減ってしまう原因にもなります。
- 自分の時代の「当たり前」を押し付ける 「〇歳までには結婚して、家を建てて一人前」といった昔の価値観を押し付けると、子どもは「今の時代はそんなに簡単じゃない」と心を閉ざしてしまいます。
- 過度な「身の回りのお世話」をし続けてしまう 実家暮らしの場合に多いケースですが、洗濯や掃除、食事の用意まで親がすべてこなしてしまうと、子どもにとって「実家が快適すぎる」状態になります。あえて一人暮らしを経験させたり、身の回りのことは自分でやらせたりして、生活面での「自立」を促すことも、結婚を意識させる大切なステップです。
3. 今、親として我が子のためにできる「最大のサポート」とは?
では、親として我が子の幸せを願うとき、どのような距離感で接するのが正解なのでしょうか。
最も大切なのは、「プレッシャーではなく、安心感を与える港になること」です。
① まずは「今の生活」を肯定し、いつでも味方であると伝える
「結婚してもしなくても、あなたが元気で幸せに暮らしているのが一番」というスタンスを崩さないでください。親から「そのままのあなたでいい」と認められることで、子どもは精神的に安定し、自分の将来(結婚や家族を持つこと)について主体的に考える心の余裕が生まれます。
② 「何か手伝えることがあれば、いつでも言ってね」と窓口だけ開けておく
親が勝手に「代理婚活」に走ったり、お見合い相手を無理やり探してきたりすると反発を招きます。「もし将来、誰かと家庭を持ちたいと思ったとき、サポートが必要ならいつでも力になるからね」と一言伝えておき、あとは子どもの自主性に任せて静かに見守るのがベストです。
|家族だけで抱え込まず、プロに任せるという選択肢も
子どもを大切に思うからこそ、「自分の育て方が悪かったのではないか」と悩んでしまう親御さんの優しさは、決して間違っていません。ただ、親子だからこそ、結婚や将来といったデリケートな話題になると、お互いに感情的になってうまく話し合えないことも多いものです。
もし、子どもが「結婚したい気持ちはあるけれど、出会いがなくて困っている」という様子であれば、親御さんからそっと「プロの第三者を頼ってみる方法もあるよ」と選択肢を提示してあげるのも一つの手です。
私たち結婚相談所「こころ家」では、親御さんからの「子どもの結婚が心配」というご相談もお受けしています。親御さん、ご本人様それぞれの想いに寄り添い、現代の婚活事情を踏まえた上で、決して無理強いをしない温かいサポートを行っています。
家族だけで悩まずに、肩の力を抜いて、まずは専門のカウンセラーに「今の状況」を軽くお話ししてみませんか?親子ともに納得のいく、明るい未来への一歩を一緒に見つけていきましょう。


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こころ家について

2018年より岐阜県大垣市を拠点にカウンセリングルームこころ家としてスタートし2022年に株式会社こころ家設立。さらに2023年結婚相談所こころ家スタート。
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