シリーズ②:どうせ自分なんか…を手放す ― NLPで見つける行動への第一歩

「婚活を始めたい」と思っても、頭の中でこんな声が聞こえてきませんか?
「どうせ自分なんか選ばれない」
「また失敗したら傷つくだけ」
これは、あなたの努力不足や性格のせいではありません。
心理学ではこれを 自己効力感の低さ と呼び、行動を妨げる自然な心理のひとつです。
でも安心してください。
NLP(神経言語プログラミング)のテクニックを使えば、心の声を優しく書き換え、「小さな一歩」を自然に踏み出せる状態を作ることができます。
今回は、自己効力感の低さが行動を止める仕組みと、
具体的に日常で使える NLP 的メソッドをご紹介します。
自己効力感が低いと、行動は止まる
心理学者アルバート・バンデューラは、
「自分ならできる」という感覚(自己効力感)が行動のスイッチになると提唱しています。
逆に、自己効力感が低いと:
- 失敗を極端に恐れる
- 小さな課題すら億劫に感じる
- 行動する前に心がブレーキをかける
という状態になります。
よくある“自己否定の声”のパターン
- 「自分なんか、選ばれるわけがない」
- 「また失敗するんじゃないか」
- 「断られたら価値がゼロになった気がする」
こうした思い込みは脳が過去の経験をもとに作る“安全策”です。
本来は 心を守るための自然な反応 ですが、婚活ではブレーキになってしまいます。
NLPで自己効力感を取り戻す
NLPでは、言葉やイメージの使い方を変えるだけで、脳の反応を変えられると考えます。
ここでは、すぐに使える2つのテクニックをご紹介します。
1. ポジティブ・リフレーミング
否定的な声を、そのまま受け止めず、意味を変えてみます。
例:
- 「どうせ自分なんか…」 → 「自分に合う人を見つけるチャンスはまだある」
- 「断られたら価値がゼロ…」 → 「経験を積むことで次はもっと上手くいく」
脳は 繰り返し聞く言葉を信じやすい 性質があります。
この言葉を日常的に口に出したり、書いたりするだけで、行動への心理的障壁が少しずつ下がります。
2. イメージの書き換え
行動に対して怖さを感じたとき、頭の中のイメージを変えると、感情も変化します。
やり方:
- 婚活で失敗するイメージを思い浮かべる
- そのイメージをスクリーンの外側に押し出すように視覚化
- 成功して笑顔でデートするイメージを鮮明に描く
脳は イメージと現実を区別しにくい ため、前向きなイメージを反復するだけで、行動への抵抗感が減ります。
小さな行動から自己効力感を育てる
NLPで心のブレーキを和らげても、行動の習慣化が必要です。
ポイントは 小さな成功体験を積み重ねること です。
例:
- まずはアプリに登録する
- 1日1通だけ気軽にメッセージを送る
- 友人と婚活について話してみる
小さな一歩を達成するたびに、脳は「自分はできる」と学習します。
これが自己効力感を高め、次の行動への自然なモチベーションになります。
まとめ
「どうせ自分なんか…」と思うのは、あなたの心が安全策を取ろうとしている証拠です。
でも NLP のテクニックや小さな行動を通じて、その声を優しく書き換えることができます。
次回は、目標が漠然としていることで生まれる“行動の迷子状態”を解消する方法を一緒に見ていきましょう。
小さな一歩を踏み出すための、具体的な戦略をお伝えします。

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